月始祭

月始祭は国家の繁栄、皇室の安泰、崇敬者の家運隆昌、商売繁盛、平安祈願する神事です。

稲積神社では、毎月異なるかさね御幣をお渡ししています。
かさね御幣は、毎月一日(月始祭)・三日(月次祭)・十五日(神恩感謝祭)にお頒ちしております、月毎の色御幣です。
その月の家運隆昌・商運繁栄・身体堅固・月の方災除けを祈願する御幣です。
『玄関口』か『家の中心』か『神棚』にお祭り下さい。
 

◆一月のかさね御幣(賀春

一月のかさね御幣

一月(睦月)は賀春御幣です。
紅白は祝う象徴の色目です。白は早春咲き匂う白梅を表し、紅は白梅に暖かみを生み出す役をしております。
紅色のように家運隆昌を生み出しより良い年になりますよう神参りを致しましょう。

◆二月のかさね御幣(紅梅)

二月のかさね御幣

二月(如月)は紅梅御幣です。
早春に花開く紅梅の色を表します。白梅が主に香りを楽しむに対し紅梅は色を楽しみます。
二月は土の中に穴を掘り隠れていた虫たちが活動をはじめる時節でもあります。私達も一年の中でエネルギーを蓄える時期でもありましょう。紅梅の色を楽しみながらエネルギーをお蓄えください。

◆三月のかさね御幣(若草)

三月のかさね御幣

三月(弥生)は若草御幣です。
早春の野原に淡緑が萌え出た情景を表します。草木もいよいよ芽生えてきます。私達もいよいよ活動的な時期となります。健康に留意し、身体堅固の御神徳をお授かり下さい。

◆四月のかさね御幣(桜)

四月のかさね御幣

四月(卯月)は、桜御幣です。
若葉の上方にピンクの花を咲かせた桜を表現しています。大地から発芽する草木のエネルギーは計り知れません。大地をつかさどる大神様の御神徳をお授かりになり、新年度を力強くお歩みください。

◆五月のかさね御幣(躑躅)

五月のかさね御幣

五月(皐月)は躑躅御幣です。
北参道に咲く、くるめ躑躅のように、枝の先に紅い花を咲かせた躑躅を表しています。季節の変わり目、お体をご自愛ください。気の緩む時節でもあります、気持ちを引き締めて稲荷大神様の御神徳をお授かりになり、平安の日々をお過ごしください。

◆六月のかさね御幣(苗代)

六月のかさね御幣

六月(水無月)は苗代御幣です。
稲の苗代を表し、五穀豊穣、家運隆昌を願う御幣です。六月は『夏越大祓』が斎行されます。境内に設置される『芽の輪』をくぐり、半年間の罪、穢れを除き去り、無病息災を願う神事です。六月三十日午後五時に斎行されます。ご参列下さい。

◆七月のかさね御幣(松重)

七月のかさね御幣

七月(文月)は松重御幣です。
松は四季を通して変わらぬ葉色と風格のある形態から目出度い木とされ平安を願う御幣です。夏越大祓で心身ともに清め、残す半年間を家運隆昌、商運繁栄の御神徳をお授かり下さい。

◆八月のかさね御幣(桃)

八月のかさね御幣

八月(葉月)は、桃御幣です。
桃には邪気を祓う力があると古事記にあります。邪気を祓い清め、暑い日々を元気にお過ごしください。

◆九月のかさね御幣(蝉の羽)

九月のかさね御幣

九月(長月)は蝉の羽御幣です。
『源氏物語』に「西日になる程蝉の声なども、いと苦しげに聞こゆれば」と歌っています。残暑厳しい時節ですが、しだいに暑さも和らぐことでしょう。蝉の声を聞きながらゆとりある日々をお過ごしください。

◆十月のかさね御幣(白菊)

十月のかさね御幣

十月(神無月)は白菊御幣です。
奈良末期時代には、菊を鑑賞し、菊の芳香で邪気を祓い身体堅固を願っておりました。この御神徳にあやかり無病息災のお力をお授かり下さい。

◆十一月のかさね御幣(朽葉)

十一月のかさね御幣

十一月(霜月)は朽葉御幣です。秋から冬への移り変わりを表現しております。季節の変わり目、健康向上運をお授かり下さい。かさねとは、衣の表裏のことを指します。平安・室町時代には、季節ごとに重ねの色を変えて、自然物に感謝する信仰がございました。古来の信仰にあやかり、毎月のかさね御幣をお頒ち申し上げ月毎の平安をお祈り申し上げます。

◆十二月のかさね御幣(枯野)

十二月のかさね御幣

十二月(師走)は、枯野御幣です。
冬枯れで草葉が淡茶色に変わる情景を表します。今年一年を振り返り神恩に感謝し、新たなる息吹をお授かり下さい。

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