正ノ木祭
山梨県神社誌より正ノ木祭を紐解く
徳川時代に入りその神徳、愈々に顕はれ常に老若男女参詣するもの多くその祭は千両祭といはれ雑踏の光景は今境内に存在する。「まよひ子しるべ石」及、嘉永四年諸国の信徒より、奉斎された十二支の石灯籠、その他石刻史料数基に刻んだ文字で明瞭である。
大祭は「正ノ木さん」と呼ばれ県内外の人々に親しまれ、ゴールデンウイークの人出は県内一番と報道されてゐる。五月二日に行はれる甲府商工会議所の「献木祭」を皮切りに夕刻には「前夜祭」が斎行される。三日には「例大祭」に続き「神輿渡御」が行はれ、近隣を練り歩く。宮入は荘厳で、見物人で大いに賑はふ(宮神輿は平成二十一年天皇陛下御即位二十年奉祝事業として新調された)。四日には「二之祭」、五日には「三之祭」又夕刻には「成就奉告祭」が斎行され一連の神事を納める。露店商は全国よりはせ参じ二五〇店以上が出店し、植木市は特に有名である。
◆正ノ木祭の動画◆
◆正ノ木さんの歌◆
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